マンボウ

マンボウ 魚類

マンボウとは?

マンボウ 動画

マンボウ(翻訳名:オーシャンサンフィッシュ)は、フグ目マンボウ科に属する大型の海水魚で、その独特な丸みを帯びた体型と大きな背びれ・尻びれが特徴です。体長は3mを超えることもあり、最大で2トン近い体重に達する個体も確認されています。日本近海を含む温暖な海域に広く分布し、プランクトンやクラゲを主な餌として生活しています。

名前の由来は、その丸い体が「満方(まんぼう)」=丸い形を意味する古い言葉に由来するとされ、古くから日本でも知られてきました。のんびりとした泳ぎ方をするために弱そうに見えますが、実際には広い海を長距離移動する力を持つ、非常にユニークな魚です。

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マンボウの基本情報

マンボウ イラスト
  • 分類: フグ目マンボウ科
  • 学名: Mola mola
  • 原産地・分布: 世界中の温帯〜熱帯の海、日本近海でも確認される
  • 体長: 平均1.8〜2.5m、最大3.3m以上
  • 体重: 最大2トンに達することもある
  • 食性: クラゲ、プランクトン、小魚、甲殻類
  • 寿命: 野生では推定10〜20年
  • 特徴: 平たい円盤状の体型、大きな背びれと尻びれで泳ぐ独特のスタイル

マンボウの歴史

マンボウ リアル

マンボウの歴史は古く、日本では古来よりその独特な姿から親しまれてきました。名前の由来には諸説ありますが、丸く大きな体を「満方(まんぼう=丸い形)」と呼んだことが転じて「マンボウ」となったといわれています。

世界的には「オーシャンサンフィッシュ(Ocean sunfish)」の名で知られ、日光浴をするように水面近くに浮かぶ習性からこの名前が付けられました。ヨーロッパでも古くから観察されており、海洋生物として不思議な存在感を持ってきました。

日本の一部地域では食用とされることもあり、特に肝や腸、エラなどは珍味として知られています。ただし大部分の地域では観賞魚的な存在として捉えられ、その巨大でユーモラスな姿は水族館でも人気を集めています。

マンボウの豆知識

マンボウ イラスト

マンボウはそのユニークな生態から数々の豆知識が知られています。

まず、マンボウは一度の産卵で3億個以上の卵を産むとされ、これは魚類の中でも最大級の数です。ただし実際に成魚まで生き残るのはごくわずかです。

また、のんびりと泳ぐ印象が強いですが、実際には広い海を長距離移動する能力を持ち、深海にも潜ってエサを探すことがあります。水面近くで横になり、まるで日光浴をするかのように浮かぶ習性も特徴的です。

さらに、マンボウの体表には寄生虫が多く付着するため、海鳥や小魚に体をつつかせて掃除してもらう「クリーニング行動」も見られます。こうした独特の習性が、マンボウを「不思議な魚」として世界中で注目させています。

さらに詳しく知りたい方は、Wikipediaのマンボウも参考になります。

マンボウの種類

マンボウ

マンボウにはいくつかの種類が存在し、世界中の温暖な海に分布しています。代表的なものは以下の通りです。

  • マンボウ(Mola mola)
    最も一般的に知られる種類で、体長3m、体重2トンに達することもある世界最大級の硬骨魚類。日本近海でも観察されます。
  • カクレマンボウ(Masturus lanceolatus)
    尾びれの部分が長く突き出ているのが特徴。外洋に生息し、マンボウよりもスリムな体型を持ちます。
  • ウシマンボウ(Mola alexandrini)
    マンボウ科の中でも最大種とされ、体重2.3トンを超える記録があります。頭部が丸みを帯びているのが特徴。
  • ヒレナガマンボウ(Ranzania laevis)
    体が細長く、背びれと腹びれが大きく伸びる珍しい種類。他のマンボウと比べて小型で、最大で1mほど。

これらはいずれも「フグ目マンボウ科」に属し、独特の平たい体型と大きなヒレを持ちますが、体の大きさや尾の形状などで区別されます。世界の海で出会える種類は限られており、観察できる地域や水族館によって見られる種類が異なります。

マンボウに会える場所

日本でマンボウに会える水族館(2025年時点)

展示は季節や個体の状態によって変わることがあるので、訪問前に公式サイトで確認してください。

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