ハシビロコウとは?
ハシビロコウは、アフリカ東部の湿地に生息する大型の鳥で、そのユニークな見た目から世界的に人気を集めています。大きなくちばしはまるで木靴のような形をしており、魚や小型の動物を捕らえるのに役立ちます。体長は約120cm、翼を広げると2.5m近くに達し、堂々とした姿を見せます。
最大の特徴は、じっと動かずに獲物を待ち構える「置物のような行動」です。長時間ほとんど動かずに立ち続ける姿から「動かない鳥」とも呼ばれています。その一方で、瞬発力は高く、素早く獲物を捕らえることができます。
人懐っこい性格の個体もいて、動物園では人と目を合わせてお辞儀をするようなしぐさを見せることもあります。こうした独特の魅力が、ハシビロコウを「不思議な鳥」として広く知らしめています。
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ハシビロコウの基本情報

- 分類: 鳥綱 コウノトリ目 ハシビロコウ科
- 学名: Balaeniceps rex
- 英名: Shoebill
- 生息地: アフリカ東部の湿地(スーダン、ウガンダ、ザンビアなど)
- 体長: 約110〜140cm
- 翼開長: 約230〜250cm
- 体重: 4〜7kg
- 寿命: 野生で約30年、飼育下では40年以上生きる例もある
- 特徴: 大きなくちばし(木靴のような形)、じっと動かない習性
ハシビロコウの歴史

ハシビロコウの存在は古くからアフリカの人々に知られていましたが、学術的に記録されたのは19世紀に入ってからです。1850年にイギリスの博物学者ジョン・グールドによって「Balaeniceps rex(バレニセプス・レックス)」という学名が付けられました。学名は「クジラのようなくちばしを持つ王」という意味で、その巨大で特徴的なくちばしに由来します。発見当初からヨーロッパの動物学者や探検家の注目を集め、やがて世界中の動物園でも飼育されるようになりました。現在では「動かない鳥」として人気を集め、特に日本では動物園の目玉として多くの来園者を惹きつけています。
柴犬の豆知識

ハシビロコウは「動かない鳥」として有名で、長時間じっと獲物を待ち続ける姿が観察されています。その忍耐強さから、動物園では来園者に「まるで置物のよう」と驚かれることもしばしばです。
また、くちばしを鳴らして「クラッタリング」と呼ばれる音を出す行動が特徴的で、仲間とのコミュニケーションや威嚇の際に使われます。
さらに、ハシビロコウは飛ぶのが苦手そうに見えますが、実は大きな翼を広げてゆったりと飛行することが可能です。日本では縁起の良い鳥として人気が高まり、グッズやキャラクターのモチーフになることも多いユニークな存在です。
さらに詳しく知りたい方は、Wikipediaのハシビロコウも参考になります。
ハシビロコウに会える場所

- 上野動物園(東京)
老舗の動物園で、ハシビロコウが「スポットガイド」で紹介される機会があり、比較的安定して観察可能です(2025年5月時点)。 - 千葉市動物公園(千葉)
オスとメスが別々の展示場に分かれて飼育されており、天気の良い日には羽を広げて日光浴する姿も見られます(2025年7月更新)。 - 伊豆シャボテン動物公園(静岡)
日本でハシビロコウを初展示した施設で、世界最高齢だった「ビル」の剥製標本を現在も展示中。ビルの功績は今も園内で語り継がれています。 - 神戸どうぶつ王国(兵庫)
2025年6月30日から、新たに迎えた若いペア「サカラ(雄)」と「クラル(雌)」が公開中。展示は午前・午後の交代制(Bigbill / MABAMBA CAMP エリア)で行われています。
訪問前に公式サイトでご確認ください。
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ハシビロコウのフリー素材画像(ダウンロード可能)
ハシビロコウのリアル写真




ハシビロコウのイラスト




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